主人公の性別を決める前に知っておきたい!それぞれの特徴を理解♪

世の中には、男女がいる!
主人公を決める際には、性別を決めることも必要。
この記事を読めば、それぞれのメリットが分かります♪

あらゆる場面で活躍する男主人公

男主人公は、ベーシックです。
特に狙いがなければ、こちらの一択!

ハーレムを築きつつ憎き奴らを倒す

『ドラゴンクエスト』のように、日本のサブカルは男主人公で育ちました。
苦難を乗り越え、築き上げた友情による団結や冒険で手に入れた武具、スキルで圧倒!

強く行動する男には、魅力的なヒロインが寄ってきます。
惚れたから、助けてくれたからと、その理由は様々!
いわゆるハーレムですが、これは自然な成り行き。

最大のメリットは、チートであろうと強ければ許されること。
敵を倒し、大事な人々を守るためには、まず強くなければいけません。

メタ的になりますが、「女主人公だが中身は男と同じ」のパターンもあります。
TS主人公も、その1つ。

スローライフから領地経営まで幅広い活躍

男主人公であれば、どのような経歴でも違和感ゼロ。
勇者パーティー、貴族家、学院、どこからも追放される!
夢のスローライフ!!

「魔王を倒す」という、古典もあります。
領地経営であれば、部下に任せることで広げられる。

今となっては下火ですが、『アルスラーン戦記』のような戦記物も定番……。

どのような物語でも、男主人公はこなせます。
中高生に共感されやすく、大人もタイムスリップできる高校生がデフォ!

強い男が多くのメスを侍らせるのは王道

最大のメリットは、読者に満足感を与えやすいこと。
旅の途中や、戦争における落としどころで、美少女と知り合う流れ。

異世界ファンタジーであれば、政略結婚や人質といった具合に、女を貢ぐのが当然。
平民の女は、貞操すら安いでしょう。
強い男に引かれて、その庇護を受けたいと思うのは、誰にも責められません。

なろう系のラノベは、ヒロインを増やします。
話を展開しやすく、「欠かせない」といっても過言にあらず。

魔王を倒すのも、国や実家を守るのも、全ては魅力的なヒロインのため!
非常に分かりやすく、どの年代にも支持されるのです。

恋愛の主役にして可愛い女主人公

女主人公のメリットは、可愛さです。
漫画、アニメにした場合、パッと見ただけで魅かれます。

ハーレクイン小説のローカライズ

女性向けの恋愛小説では、ハーレクイン・ロマンスが有名。
素人からデビューした女性作家が多く、それぞれの経歴を活かした内容です。

なろう系の恋愛小説は、そのハーレクインをより簡素にしたもの。
女主人公であれば、恋愛で見栄えがします。

これは、男主人公にないメリットです。

ただ、いくらご都合主義であっても、真剣に悩んで向き合うのが恋愛小説。
これに対して、なろう系は「痛い目に遭うオチのないドラえもん」のようになりがち……。

ひたすらに可愛い路線なら男ウケする

『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』『くま クマ 熊 ベアー』のような、ひたすらに可愛いが大正義!
チートスキルで苦戦せず、あってもすぐ逆転!!

書店とネットのいずれでも、一目で気になる美少女は強い……。

女主人公のデメリットは、男性に避けられること。
でも、可愛いだけで女同士のキャッキャウフフなら、買ってもらえるでしょう。

「あえて恋愛を避け、匂いもなくす」
女主人公には、そういった描き方もあるのです。
書籍化と同時のコミカライズで成功すれば、アニメ化によるブーストも!?

異世界恋愛は書きやすいが底も浅い

2010~2020年で急速に目立ってきた、異世界恋愛。
けれど、その本質は「なろうの中でも単純」とされているカテゴリです。

女性が書きやすく、同じ女性に共感されやすい。
しかし、そのテンプレは登場人物の名前を変えたぐらいで、読まずとも分かる!

量産しやすく、完結させやすいことで、今後も続きます。
女性向けに狙っていくのも1つの考えですが、あまりお勧めしません。
異世界恋愛は、描かなければいけない重要なパートを省いてるから。

表現の幅がせまく、底が浅い。
一般漫画は『アオのハコ』のように心のゆれを重視する一方で、なろうの異世界恋愛は……。

初心者は男主人公を選ぼう!

初めてラノベを書くのなら、男主人公の異世界チート。
ランキングに載らずとも、経験を積めます。

だいたいの行動は強ければ許される

なろうで読んでもらうには、テンプレに従うことが必須!
ランキングの上位を読み、その流れを真似しましょう。

それはそれとして、男主人公にチートを持たせることが第一歩!

チートがあれば、敵に勝てます。
今のラノベでは我慢する必要がなく、やりすぎもありません。

あまりに強く、どこぞの国が爵位と領地を与えて、政略結婚で縛りつける未来。
悲惨な末路を辿らない呂布である。

虐げられてからの「ざまぁ!」をやりやすい

ラノベは、不遇な主人公が逆転するという、「ざまあ!」が流行り。
しかしながら、序盤は痛めつけられます。

女主人公でそれをやると、傷物になってしまいます。
肌に跡が残っているだけで訳ありにしか嫁げず、読者目線でも終了。
だから、「家族にネチネチした嫌がらせ、ネグレクトを受ける」というパターンばかり。

「貞操の保証あり」としなければならない女主人公とは違い、男主人公は奴隷も可!
スタートダッシュが違うことを理解できます。

男主人公は、自分で復讐します。
読者もそれに納得するため、憎い相手との会話のように幅広い演出……。

現代と異世界のどちらでも引き出しが多い

現代社会と、異世界。
男主人公はどちらでも、成り上がりを期待されます。

学校の成績、魔法であれ、圧倒的な力を示すことで新たな地位、人望を得ていくのです。

現代と異世界を行き来するパラレルワールドは、どちらかに比重を置くことが大切。
たとえば、『進化の実〜知らないうちに勝ち組人生〜』『佐々木とピーちゃん』のように、現代社会をベースに生まれ変わります。

男主人公には、実力を隠してのスローライフも定番!
可愛いヒロインを出して、チヤホヤさせれば、だいたい格好がつきます。

異世界恋愛は同性にすら嫌われる!?

ナーロッパの恋愛は、女性にも嫌われます。
WEB版はすぐ応援するため、非常に分かりにくい図式。

女は主観的で恋愛強者を妬む

女は、常に主観的。
「好みの男、あるいは、周りが羨むほどのスパダリに溺愛されたい」というだけ。
それを他の女がやることは、逆に嫌います。

なろう系のサイトは、無料で読めて、無料の応援。
それはすぐに行い、ランキング上位になったことで書籍化、コミカライズ……。

でも、買いません!

「楽しませてくれたお礼に、最初の1巻だけ」というチップ感覚が、せいぜい。
理想の生活をしている女性は、敵ですから!

男下げをする異世界恋愛

異世界恋愛は、男下げ。
女主人公の婚約者が浮気していて、彼女の才能や家格だけ利用……。

悪役の男は、小学生なみの知能と行動です。
対するスパダリは、不遇だけど何でも行えるレベル。
そちらに溺愛されて相思相愛になり、スパダリのおかげで大逆転へ。

男主人公のなろうも、無茶苦茶。
しかし、自分でやっているんですよ!
異世界恋愛の女主人公は、同じぐらいの悪行をスパダリに押しつけ、綺麗なまま。

自分の性別を否定されれば、男はお金を出さず。
同性ですら、「自分だけ、良い子ぶるの?」というのが本音。

なろうのランキング変更で目立っただけ

『小説家になろう』のランキングが改悪され、短編からジワジワと異世界恋愛に染まっていく。
2015年が過ぎるころには、男性向けが『カクヨム』へ逃げた!?

『転生したらスライムだった件』から、少し目立った作品をコピーし続けての劣化が進む。
2024年に至っては、なろう離れで書籍の帯に「なろう発!」とすら書かれず。

異世界恋愛は、WEBで読み捨てにされるカテゴリ。
「スパダリに見初められ、序盤の不幸まで報われる」という収束になる。
そこに理屈はなく、結果があるだけ。
だから、いちいち読まなくても、内容を説明できます。

男の願望は笑えますが、女の願望は笑えません。
どこまでも良い子なのに自分の男をけしかけての復讐は、残酷を越えた何か……。

男女ペアのバディ主人公は微妙

ペアも、わりと増えてきました。
男主人公だが、女主人公の良さもあって、話しを進めやすい……はず?

固定した人間関係はつまらない

結婚した後には、倦怠期もあります。
ラノベでその気分を味わいたい人はおらず、異世界恋愛のデメリットが強い。
終わった作品のアフターを見ているよう。

大勢のヒロインが登場して、その中で推しを選ぶのは、良いのです。
強制されたら、「つまらない!」の一言。

何をするにも一緒で、男主人公が他の女と話していたら、相方に嫉妬される……。

例えるのなら、『金田一少年の事件簿』の続編であるアラフォー編と同じ。
推理モノで事情は違いますが、完結した作品はそっとしておくべき。

読者視点で男女どちらも浮気になる!?

『異世界はスマートフォンとともに。』ぐらいにぶっ飛んでいれば、話は別ですが。
男女ペアの場合は、どちらかが異性と親しくなっただけで浮気!

それで格好をつけても、「お前、何やっているんだ?」と、不快感が残ります。

既婚者のデメリットを一身に受け、窮屈きわまる状態での冒険!
ラノベぐらい、自由にさせて?

男主人公を上にして、奴隷だろうが下のヒロインを侍らせるのが正解。
何もできず、行動すればヘイトを集めるぐらいなら、好き放題のほうが良いです。

素直に1人の主人公を描くのが吉

やるのなら、『リコリス・リコイル』のように美少女コンビ。
あるいは、『TIGER & BUNNY』としての男同士。

けれど、映像にしないと情報量が膨大で、読者を混乱させるだけ……。

素直に1人の主人公を描き、読者が理解できるスピードで進めていくべき。
女性の視点にすると、『スレイヤーズ』ぐらいに振り切らなければ、書籍化してもヒットせず。
『継母の心得』のような熟年層向けもありますが、ニッチと言わざるを得ません。

男女それぞれの特徴を理解したうえで、主人公を考えてみましょう。